NO.459 風の音。

ざわざわ　ざわざわ。
薄水色の空は　更紗に似た雲を纏う。

空と大地の間を風が　静かに吹きぬける。
時にはザザぁっと　空気を震わせながら通り過ぎていく。

小鳥のさえずりと風の音。
小さく聞こえるは　川を渡る電車の音。

１２時３０分。
日曜日。
久しぶりに予定のない　自分だけの休日。
少し微睡むのも悪くない。
やりたい事もあるけれど　たまにはゴロンとするのも悪くない。

それでも。。。
おチビさんのおばあちゃんに写真を届けなきゃ。
届けたついでに　お隣でマカロン買いたいな。
今夜のレシピは・・考えなきゃ。
あぁ　そうそう買い足しもしなきゃ。。

本も読みたいし。。。
読みかけの本。　「からくりからくさ」
染物と植物と　人とお人形。
気持ちがほっこりとなれる　そんな本。
今　この時間に読むとしても
たぶんに　きっと微睡む摂理には勝てないだろうな。。
風が心地よすぎるもんね？
（今日のお相手は　しま子♪）


ご紹介しまひょ♪

借り物レビューは。。。
『祖母が遺した古い家に女が四人、私たちは共同生活を始めた。
糸を染め、機を織り、庭に生い茂る草が食卓にのる。
静かな、けれどたしかな実感に満ちて重ねられてゆく日々。
やさしく硬質な結界。
だれかが孕む葛藤も、どこかでつながっている四人の思いも、すべてはこの結界と共にある。
心を持つ不思議な人形「りかさん」を真ん中にして――。
生命の連なりを支える絆を、深く心に伝える物語。』

タグ：風 風の音 睡魔 空と雲 猫 本 休日 からくりからくさ 染物